年会費無料のおすすめクレジットカード一覧

初めてクレジットカードを作る人、2枚目のクレジットカードを作る人、どちらにとっても年会費が無料のクレジットカードは魅力的ですよね。

「年会費無料のクレジットカードだとサービスが悪いのでは?」と、心配な方もいるかもしれませんが、年会費が無料でも、ポイント還元率が高かったりお得なサービスが受けられるクレジットカードはたくさんあります。

この記事では、おすすめの年会費無料のクレジットカードやクレジットカードの選び方などについて詳しくご紹介します。

おすすめの年会費無料のクレジットカード

おすすめのクレジットカードで旅先ショッピングする女性2人

クレジットカードの年会費が無料でも、ポイント還元付帯サービスなどの特典がついていることがほとんどです。おすすめの年会費無料のクレジットカードをお得なポイントや特徴と合わせて紹介していきます。

ポイントが貯まりやすくて使いやすい!オリコカード THE POINT

年会費無料で、ポイントが貯まりやすくて、使いやすいクレジットカードが欲しい!」という方におすすめなのが、このオリコカード THE POINTです。

ポイント還元率は常に1.0%(100円で1ポイント)と高還元で、さらに入会後6ヶ月は2.0%です。

オリコ会員限定ショッピングモールを経由するとでさらにポイント還元率が上がります。

  • Amazon:2.0%
  • 楽天市場:1.5%
  • Yahoo!ショッピング:1.5%
  • そのほか約600店舗

貯まったポイントは500ポイントからAmazonのギフトカード500円分と交換できます。

申請をすればすぐにメールでギフトコードが送られてくるので、「交換したい!と思ったタイミングですぐAmazonでの買い物に使えます。まさにポイントを使いやすいカードといえます。

Amazon以外にも、nanacoやEdyなどの電子マネーなどにも交換可能です。

また、iDとQUICPayの両方が搭載されているため、チャージせずにコンビニやドラッグストアでのスピーディな買い物に役立ちます。もちろん電子マネーの利用でもポイントが貯まります。

国際ブランドで高還元!JCB CARD W 

国際ブランドのひとつ、JCBが発行するオリジナルのプロパーカードから2017年10月に新しく登場したお得すぎるカード」といえるのが、JCB CARD Wです。

JCB CARD W

JCB CARD W

国際ブランド

JCB

対応電子マネー

Apple Pay(アップルペイ) Google Pay(グーグルペイ) QUICPay(クイックペイ) Suica(スイカ)
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • 家族カード
  • 分割払い
  • ETC
年会費 ポイント還元率 ポイント名
初年度 2年目~
永年無料 永年無料 1.0%~10.5%(※1) OkiDokiポイント
発行スピード 限度額 マイレージ
還元率(最大)
ETC年会費
最短5分程度(※2) 公式サイト参照 0.3%~0.78% 無料

1 最大還元率はJCB PREMOに交換した場合
※2 モバ即の入会条件
 ①9:00AM~8:00PMでお申し込み
 ②カード申し込み時に、WEBにて支払い口座を設定
 ③顔写真付き本人確認書類による本人確認(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)
 受付時間を過ぎた場合は、翌日受付扱いとなります。
 モバ即での入会後、カード到着前の利用方法について、詳しくはHPを確認ください。

お得な入会特典
\新規入会限定/2024年9月30日(月)までに新規入会&カード利用&Amazon.co.jp利用で最大15,000円キャッシュバック!

39歳以下限定のクレジットカードで、年会費無料&ポイント高還元を実現しています。OkiDokiポイントという独自のポイントが貯まり、基本のポイント還元率はいつでも1.0%です。

さらにJCBのオリジナルシリーズパートナーとして、Amazonセブンイレブンでは還元率2%スターバックスでは還元率5.5%他に類を見ないくらいお得なクレジットカードです。

国際ブランド発行のオリジナルカードであり、ポイント還元率も高いためメインカードとしてもおすすめです。

JCB CARD W

JCB CARD W

国際ブランド

JCB

対応電子マネー

Apple Pay(アップルペイ) Google Pay(グーグルペイ) QUICPay(クイックペイ) Suica(スイカ)
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • 家族カード
  • 分割払い
  • ETC
年会費 ポイント還元率 ポイント名
初年度 2年目~
永年無料 永年無料 1.0%~10.5%(※1) OkiDokiポイント
発行スピード 限度額 マイレージ
還元率(最大)
ETC年会費
最短5分程度(※2) 公式サイト参照 0.3%~0.78% 無料

1 最大還元率はJCB PREMOに交換した場合
※2 モバ即の入会条件
 ①9:00AM~8:00PMでお申し込み
 ②カード申し込み時に、WEBにて支払い口座を設定
 ③顔写真付き本人確認書類による本人確認(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)
 受付時間を過ぎた場合は、翌日受付扱いとなります。
 モバ即での入会後、カード到着前の利用方法について、詳しくはHPを確認ください。

お得な入会特典
\新規入会限定/2024年9月30日(月)までに新規入会&カード利用&Amazon.co.jp利用で最大15,000円キャッシュバック!

楽天ユーザーは必見の高還元カード!楽天カード

たとえば楽天カードなら、買い物金額に対して楽天ポイントが1.0%還元されます。

これは楽天市場の買い物だけでなく、街のお店での買い物にも適用されます。さらに楽天市場の買い物や楽天トラベルにおいて、楽天カードで支払うと、通常よりも高い割合のポイントの3.0%が還元されます。

ポイントは楽天の買い物で利用できたり、楽天EdyやANAマイルに交換することができます。普段から楽天を使う人には、ありがたい還元率ですよね。

海外旅行が自動付帯!エポスカード

ポイント還元だけでなく、海外旅行保険やETCカードが無料でついてくるのがエポスカードです。

エポスカードは、持っているだけで海外旅行保険が無料で自動付帯されていて、ETCのカード発行料も無料です。

年間50万円以上エポスカードを利用すると、エポスゴールドカードの招待が届きます。その招待が届けば、ゴールドカードであっても年会費無料で利用することができとてもお得です。

スーパーマーケットで割引が受けられる:イオンカード

20日と30日がイオンで5%オフになる「イオンカード」など、スーパーマーケットで割引が受けられる年会費無料カードもあるので、よく使っているお店のカードを作るとお得です。

これらのカードは年会費が無料だからこそ、サブカードとして気軽に保有することができるのもうれしいポイントです。

また、提携カードならではのサービスが受けられるのも魅力です。

法人カード(ビジネスカード)には年会費無料カードは非常に稀ですが、個人向けだからこそ、顧客の囲い込みとしてお得な年会費無料カードがいくつも発行されています。

すでに年会費有料のカードを持っている人でも、2枚目を年会費無料カードにすれば負担が増えません。特典が受けられて、そのうえ年会費無料で保有することができるわけですから、作らない手はないでしょう。

ここまで、おすすめの年会費無料のクレジットカードを紹介してきました。自分に合うクレジットカードは見つかったでしょうか。

他にも年会費が無料のクレジットカードに、VIASOカードやリクルートカードがあります。気になる方はぜひ参考にしてみてください。

三菱UFJカード VIASOカード

三菱UFJカード VIASOカード

国際ブランド

Mastercard

対応電子マネー

Apple Pay(アップルペイ) QUICPay(クイックペイ) Suica(スイカ) 楽天Edy(エディ)
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • 家族カード
  • 分割払い
  • ETC
年会費 ポイント還元率 ポイント名
初年度 2年目~
無料 無料 0.5%~1.0% VIASOポイントプログラム
発行スピード 限度額 マイレージ
還元率(最大)
ETC年会費
最短翌営業日 100万円 無料

定期券と一緒に利用でお得:PASMOクレジットカード

PASMO定期券を利用しているのであれば、クレジットカード一体型を利用するとお得です。

PASMO(パスモ)を搭載しているクレジットカードの中には、定期券を搭載できるカードとできないカードがあります。例えば、下記のカードはPASMOは搭載していても定期券は搭載できません。

  • スーパーICカード TOKYU POINT PASMO「三菱UFJ-VISA」
  • パスタウンPASMOカード

PASMO定期券を搭載可能なカードは、通勤や通学でPASMO定期券が必要な人におすすめです。また、PASMO定期券を搭載可能なクレジットカードには、各鉄道や関連会社が発行しているカードが多く、生活圏やライフスタイルに合わせて選ぶとよいでしょう。

東京メトロ「To Me CARD Prime PASMO」

東京メトロによく乗る人におすすめなのは、三菱UFJニコスが発行している東京メトロ「To Me CARD Prime PASMO」です。

年会費は、下記の通りです。

  • 初年度年会費無料
  • 2年目以降本会員:2,200円(税込)、家族会員JCB:440円(税込)・NICOS:1,100円(税込)、年間50万円以上のショッピングご利用で次年度も無料

東京メトロ「To Me CARD Prime PASMO」で東京メトロに乗車するごとに下記のようにメトロポイントPlusが貯まります。

  • 平日1乗車につき10ポイント※定期券区間は対象外)
  • 土曜日、休日1乗車につき20ポイント(※定期券区間は対象外)
  • 東京メトロ構内の自動販売機・店舗の利用や定期券の購入でも貯まる

貯まったポイントは、下記のような使い方が可能です。

  • PASMOへチャージ(10ポイント=10円相当)
  • ANAマイルへの移行(1,000ポイント=600マイル相当)
  • 楽天ポイントへ移行(500メトロポイント=500楽天ポイント相当)
  • nanacoへ移行(500メトロポイント=500nanacoポイント相当)

東京メトロ「To Me CARD Prime PASMO」のPASMO機能を使って東京メトロに乗車するだけで、自然にポイントが貯まります。貯まったポイントは普段の生活で使えるポイントに移行でき、大変便利です。東京メトロに頻繁に乗車する人に特におすすめです。

京王パスポートPASMOカード VISA

京王パスポートPASMOカード VISAは、京王線をよく利用する人やPASMOエリアでオートチャージを利用する人にメリットが大きいクレジットカードです。オートチャージを年1回でも利用すれば、年会費が無料になるからです。

  • 初年度年会費無料
  • 次年度から262円(税込)(本会員・家族会員いずれかが年1回以上のPASMOオートチャージ利用することで、全員の翌年度の年会費無料)

主な付帯サービスには、下記のようなものがあります。

  • オートチャージでもポイント付与
  • 京王沿線の駅売店・自動販売機・店舗利用の際PASMOで支払うとポイント付与
  • 京王の電車とバスを同じ日にPASMOで乗車すると、1日に20ポイント付与(定期区間外に限る)
  • 京王の電車とタクシーを同じ日にPASMOで乗車すると、1日に20ポイント付与(定期区間外に限る)
  • 電車・バスの定期券をクレジットカードで購入するとポイントがお得(通常0.5%→1.5%に)
  • 京王グループをはじめとする京王ポイント加盟店での利用でポイントがお得(通常0.5%→最大10%)

京王グループの電車・バス・タクシーや店舗でお得に利用できるので、特に京王線沿線が生活圏にある人におすすめのカードといえるでしょう。

東京スカイツリー東武カードPASMO

東京スカイツリー東武カードPASMOは年会費実質無料で持てる、おすすめのクレジットカードです。年会費などの概要は下記の通りです。

  • 初年度年会費無料
  • 2年目以降1,100円(税込)
  • 1年間10万円以上クレジットカード利用で1,080ポイントもらえる(1,080円相当)
  • 国際ブランドはVISA・マスターカード・JCB

その他にも、下記のような特典があります。

  • 東京スカイツリータウンでの特典
  • 東武百貨店など東武グループでの優待
  • オートチャージでもポイント付与
  • 東武鉄道の各駅での定期券購入でポイントがお得(通常0.5%→1.5%)

オートチャージをよく使う人や定期券をクレジットカードで購入する人であれば、まず年会費相当分のポイントはもらえるといっていいでしょう。特に東武鉄道沿線をよく利用する人にはおすすめのクレジットカードです。

この章では、年会費無料で持てるクレジットカードについてご紹介してきました。ライフスタイルによって適しているカードが異なるので、自分にピッタリのカードを探してみてください。

次は、年会費無料のETCカードについてご紹介します。

年会費無料・手数料も無料のETCカード

虹の上のETCカードと男性2人のイラスト

お得にETCカードを持ちたいと思っている方は、ETCカードも年会費無料で発行できると嬉しいですよね。実は、元のクレジットカードは年会費無料でも、ETCカードは有料ということもあります。

ここでは、元のクレジットカードも、ETCカードも年会費が無料で、発行手数料もかからないクレジットカードを3つ紹介します。

JCB CARD W

JCB CARD W

国際ブランド

JCB

対応電子マネー

Apple Pay(アップルペイ) Google Pay(グーグルペイ) QUICPay(クイックペイ) Suica(スイカ)
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • 家族カード
  • 分割払い
  • ETC
年会費 ポイント還元率 ポイント名
初年度 2年目~
永年無料 永年無料 1.0%~10.5%(※1) OkiDokiポイント
発行スピード 限度額 マイレージ
還元率(最大)
ETC年会費
最短5分程度(※2) 公式サイト参照 0.3%~0.78% 無料

1 最大還元率はJCB PREMOに交換した場合
※2 モバ即の入会条件
 ①9:00AM~8:00PMでお申し込み
 ②カード申し込み時に、WEBにて支払い口座を設定
 ③顔写真付き本人確認書類による本人確認(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)
 受付時間を過ぎた場合は、翌日受付扱いとなります。
 モバ即での入会後、カード到着前の利用方法について、詳しくはHPを確認ください。

お得な入会特典
\新規入会限定/2024年9月30日(月)までに新規入会&カード利用&Amazon.co.jp利用で最大15,000円キャッシュバック!

セゾンカードはETCカードも即日で受け取り可能なことが特徴です。急ぎでETCカードが欲しい方にとって嬉しいカードとなっています。

ここまで、年会費・発行手数料ともに無料のETCカードについてご紹介してきました。特に普段から車を使わない、旅行などでたまに使うような人はできるだけコストを抑えておきたいですよね。ETCカードも作りたいと考えている人は、参考にしてください。

次の章では、ネット通販を利用する際におすすめのクレジットカードをご紹介していきます。

ネット通販におすすめの年会費無料クレジットカード

ネット通販おすすめカードと女性

どのネットモールにあるショップをよく使うのかで、お得なクレジットカードが異なります。おすすめのクレジットカードごとに、カードスペックを見ていきましょう。

セブンカード・プラス

セブンカード・プラスは、イトーヨーカドーやセブンイレブンの親会社である、セブン&アイ・ホールディングス系列のクレジットカードです。

  • 年会費永年無料
  • 電子マネーのnanacoを搭載

セブンカード・プラスには、下記のような特典があります。

  • 通常200円利用で1nanacoポイントがつく
  • セブンネットショッピングやイトーヨーカドー、セブンイレブンなど、セブン&アイ・ホールディングス傘下の店舗・サービス利用時にポイントが通常よりお得に付与される
  • 貯まったnanacoポイントは1ポイント=1円相当のnanacoに交換可能
  • nanacoへのチャージでもポイントが貯まる

特に、セブンネットショッピングをはじめ、セブン&アイ・ホールディングス系列の店舗やサービスをよく使う人にメリットが大きいカードといえるでしょう。

楽天カード

楽天カードは、楽天市場でポイントがつきやすいクレジットカードです。2017年には日本でのクレジットカード発行枚数ランキングで1位になったといわれているほど人気があります。年会費は無条件で無料、申込み基準も18歳以上のみと、比較的緩い基準です。

楽天カードには、楽天ポイントカードとしての機能も搭載されています。通常は月末の請求額100円に対して1ポイント付与されますが、楽天市場の利用時に楽天カードで支払うことでポイントが優遇されます。

貯まったポイントは1ポイント=1円相当で、楽天市場での支払いや、楽天ペイを通じてコンビニエンスストアなど街中での支払いに使えます。また、ANAのマイル(2ポイント=1マイル)やEDY(1ポイント=1円分)への交換も可能です。

楽天ポイントアッププログラムや頻繁に開催されるキャンペーンなどがあるため、楽天市場を使えば使うほどポイントがお得に。

基本のポイント付与率も高いので、楽天市場のサービスをよく利用する人だけでなく、普段の公共料金や買い物の支払いにもおすすめのカードといえるでしょう。

Amazonカード

Amazonをよく利用する人におすすめなのが、Amazonカードです。年1回以上カードを使うと年会費無料なので、実質無料で持てます。

  • 初年度年会費無料
  • 2年目以降1,375円(税込)、入会月から12か月後の月末までに1度でもカードを使うと年会費無料

Amazonカードを持っていると下記のような特典があります。

  • 通常のポイント付与率1.0%がAmazon利用時は1.5%に(プライム会員は2.0%)
  • ショッピング補償付帯

Amazonプライムに入会していないけどAmazonをよく利用するひとにとっては、ポイント付与率がとてもお得かつ実質無料で持てるAmazonプライムはおすすめといえるでしょう。

この章では、ネット通販におすすめのクレジットカードをご紹介してきました。どのネットモールをよく使うのかによって、おすすめのカードが異なります。できればネット通販を利用するときには、メインで使うネットモールを決めておき、それに合うカードを選ぶのがお得といえるでしょう。

次の章では、年会費無料のクレジットカードで注意しておく点を解説していきます。

クレジットカード年会費無料の落とし穴には注意!

年会費無料の落とし穴でがっかりする女性

年会費無料と書いてあっても、クレジットカードの種類によっては細かい条件があります。

一部のカードで見られる「年会費無料のクレジットカード」の落とし穴を、それぞれの場合で整理してみました。

年会費無料は初年度のみの場合

例えば、永久無料ではなく初年度だけが無料のカードもあるので、申し込む前にきちんと確認しておきましょう。

申し込むときには年会費が無料だったとしても、途中で規約が変わって年会費が有料になることもあります。

カード保有者には事前に郵送などで知らされますが、広告などのダイレクトメールだと思って捨ててしまう可能性があります。重要な通知が来ることもあるので、カード会社からの郵便物には念のため目を通すようにしてください。

年会費無料は○万円以上など条件がある場合

カードによっては「利用金額が○万円以上で翌年の年会費無料」という条件も見られます。このようなカードの場合、一定金額以上の利用がないと年会費がかかってしまうので注意が必要です。

また、何年も利用がないとクレジットカードの資格そのものが取り消されてしまうケースもあります。特典目当てに持っているカードでも、年会費無料の条件を確認して、その条件をクリアするくらいは利用したほうがよいでしょう。

年会費を払ったほうがお得な場合

無料会員と有料会員で、ポイントの還元率に差をつけているカード会社もあります。

1枚のカードで多くの金額を利用している場合、年会費を払っても得するほどのポイントが貯まる可能性があります。

例えばマイルが効率よく貯まる「JALカード」などは、普通カードでも年会費がかかります。

しかし、年間2,3回以上JALに乗る人は、年会費を払ってでもオリジナルのクレジットカードを持てばボーナスマイルを獲得できます。

こうしたカードも初年度の年会費は無料なことが多いので、まずは入会して試してみて、1年経つまでに保有し続けるかどうかを見極めてみてもいいでしょう。

また年会費の高いゴールドカードやプラチナカードなどは、海外旅行保険に「家族特約」が付帯されていることがあります。

家族特約があれば、クレジットカードを持っていない子供や家族にも旅行保険が付帯されます。

海外旅行の多い方は、保険にその都度加入するよりも家族特約のあるクレジットカードでまかなったほうがお得な場合もあります。

年会費が無料でもカード会社が成り立つ理由

「年会費が無料で、なぜクレジットカード発行会社が成り立つの?」という疑問をお持ちの方もいるかもしれません。実はカード発行会社は、年会費の他にも以下のような収益源があるからです。

  • 加盟店が支払う利用手数料
  • 分割払いやリボ払いにともなう金利手数料
  • キャッシングにともなう金利手数料

会員が加盟店でショッピングなどをしてカードを使うと、カード会社が数%の手数料を差し引いて加盟店へ代金を立て替え払いする仕組みになっています。

たとえば、手数料3%の加盟店で1万円のカード利用があった場合、手数料300円を差し引いた9,700円がカード会社から加盟店に支払われます。この手数料がカード会社にとって大きな収益源になります。

また、分割払いやリボ払い、キャッシングにはそれぞれ利息や手数料がかかります。

これらの金利手数料は15%程度かかることがあるので、カード会社にとってまとまった利益につながります。

年会費無料でカードを発行しても、リボ払いの金利手数料が膨らんで損をしないように、カードの仕組みをしってお得に利用しましょう。

年会費無料のクレジットカードの選び方

年会費無料の落とし穴でがっかりする女性

まずは、自分の生活に合ったクレジットカードを選ぶようにしましょう。

自分がよく買い物をする店が発行するカードが狙い目

先ほども説明したとおり、楽天をよく利用する人なら、「楽天カード」を持つことで多くの楽天ポイントが得られます。

普段の買い物を例に挙げると、イオンをよく使うなら「イオンカード」というように、スーパーによって得するカードが異なってきます。

自分がよくお金を使うお店やサービスで、年会費無料のカードがないか調べるとよいでしょう。

コンビニはポイントカード一体型がおすすめ

日ごろからコンビニをよく使う場合は、ポイントカード一体型のクレジットカードが便利です。

ローソンなら「ローソンPontaカードVisa」、ファミリーマートなら「クレジット付ファミマTカード」という年会費無料カードがあります。

レジが混んでいるときにも素早く会計できますし、ポイントも貯まりやすいです。

年間のカード利用額もチェック

1年間のカード利用額も確認しておきたいポイントです。年間で多くの金額を使っている場合、還元率の高い有料カードのほうがお得になるかもしれません。

年会費無料カードでも、年間利用額によって特典が変わるケースがあります。例えばライフカードは年間利用額によってポイントの還元率に差がつくステージ制を設けています。

ライフカード「年会費無料」

ライフカード「年会費無料」

国際ブランド

Visa Mastercard JCB

対応電子マネー

Visa Touch(ビザタッチ) Apple Pay(アップルペイ) Google Pay(グーグルペイ) Suica(スイカ) nanaco(ナナコ) 楽天Edy(エディ)
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • 家族カード
  • 分割払い
  • ETC
年会費 ポイント還元率 ポイント名
初年度 2年目~
無料 無料 0.5%〜1.5% LIFEサンクスポイント
発行スピード 限度額 マイレージ
還元率(最大)
ETC年会費
最短2営業日 200万円 0.60% 初年度無料
お得な入会特典
新規入会&条件の達成で最大15,000円のキャッシュバック!

自分の利用額でどんなサービスが受けられるのか、あらかじめよく考えてカードを選ぶようにしましょう。

学生であれば年会費無料カードの選択肢が広がる

学生であれば、在学中に年会費が無料になるカードが存在します。例えばJALカードは学生限定で年会費無料カードを発行しています。

カード会社にとっても「学生のうちから顧客になってもらいたい」というメリットがあるため、お得にカードを発行しているのです。

以上、年会費無料のクレジットカードの選び方について解説しました。

年会費無料カードの複数申し込みには注意!

複数申込の注意をレクチャーする女性

年会費が無料だからといって、一度に複数のカードに入会申請するのはやめましょう。その理由を説明します。

クレジットカードの審査に通らなくなる可能性がある

クレジットカードの発行には必ず審査があります。最も重要なのは支払い能力の有無です。

たくさんのカードに申し込んでいる人はお金に困っている人ではないかと思われて、審査に落ちてしまうことがあります。

また、入会ポイントや特典だけを目当てに申し込んでいると思われてしまい、審査に落ちるケースもあります。どうしても複数のカードを作りたい場合は、半年くらいの期間をおいて申し込むようにしましょう。

利用金額の管理がわかりづらくなる可能性がある

年会費無料カードを複数持つことは構いませんが、どのカードでいくら使ったのかわかりづらくなるというデメリットもあります。

複数のカードを分散して使っていると、ポイントの管理も難しくなり、いつのまにかポイントが失効してしまうことも考えられます。

これではせっかくカードを持っていても意味がありません。自分が管理できるだけのカードを作るようにしましょう。

特典で比較:年会費無料のクレジットカード

特典を喜ぶ女性

「年会費無料のクレカは特典が少ないのでは?」と思われる方もいるでしょうが、年会費が無料でも会員限定の特典やオプションが充実しているカードはとても多いです。

年会費無料のクレジットカードの増加に伴い、カード会社間の会員獲得競争が激化していることもあってか、各カード会社は特典の魅力で差別化を図っています。ここでは、その中でも特徴的な特典やオプションのあるカードやおすすめのカードを紹介していきます。

特典・オプションの比較

クレジットカードの特典やオプションには、会員限定の優待割引サービスや各種保険サービスなどがありますが、その中でも特徴的なものをご紹介しましょう。

ディズニーデザインが選べる

クレジットカードの券面デザインをディズニーキャラクターのデザインにすることができる、ディズニー好きにとってはたまらないオプションです。年会費無料のクレジットカードの中で、ディズニーデザインを選べる主なカードは以下のとおりです。

  • イオンカードセレクト
  • 楽天カード

イオンカードセレクトはディズニーデザインカードの定番ですが、クレジット機能に加えてキャッシュカードや電子マネーとしても利用できるなど、実用性の高さも魅力です。

楽天カードはJCBブランドの場合のみディズニーデザインを選べます。その際はシルバー基調とピンク基調のデザインから選ぶことができます。

ガソリンが割引になる

車によく乗る方に人気があるのが、ガソリン価格が割引になる通称「ガソリンカード」です。年会費無料の代表的なガソリンカードは以下の2枚です。

  • コスモ・ザ・カード・オーパス

コスモ・ザ・カード・オーパスはコスモ石油とイオングループが提携して発行しているカードです。

コスモ石油で給油すればガソリン代が割引になるだけでなく、イオン系列店でカード利用の際ポイントを優遇してもらえます。さらに、新規入会時には初回50リットルまで1リットルあたり10円のキャッシュバック(現金還元)が受けられます。

特典で選ぶおすすめの年会費無料クレジットカード

年会費無料のクレジットカードを特典の豊富さや利便性という点で比較検討すると、エポスカードがおすすめです。エポスカードはマルイやモディでの買い物がお得になるカードですが、それ以外にも以下のような特典が用意されています。

  • 海外旅行傷害保険が自動付帯
  • 全国の提携レストランや居酒屋などの飲食店で割引または特典サービスが付く
  • 遊園地や水族館の入場料が割引になる
  • カラオケの利用料割引やポイントアップ
  • スパ施設や温泉の入場料割引
  • 舞台やイベントのチケット優待
  • レンタカーやカーシェアの基本料割引
  • ETCカードを無料で追加できる

外食や各種レジャーをお得に利用できる特典の充実ぶりがエポスカードの魅力の一つです。さまざまなライフスタイルの方に対応しているため、「普段マルイを使わないからエポスカードには興味がない」という方でも利用価値はあるでしょう。

海外利用で便利な年会費無料のクレジットカード

スーツケースの上で旅行の計画をしている女性

旅行や出張で海外に行く機会が多い方に適した年会費無料のクレジットカードを、海外手数料や海外旅行限度額という点からチェックしていきましょう。海外での利便性を総合的に見た場合のおすすめカードもご紹介します。

海外手数料、海外旅行限度額を比較

海外の現地通貨でカード決済するとかかる海外為替手数料は、基本的にカードに付帯している国際ブランドによって異なります。国際ブランド別の標準的な手数料の割合は以下のとおりです。

  • VISA:1.63%
  • MasterCard:1.63%
  • JCB:1.60%
  • American Express:2.00%
  • ダイナースクラブ:1.30%

例えば、VISAカードやMasterCardを使って日本円換算で1万円の買い物をしたときの手数料は163円です。これは購入代金に上乗せされます。

一見すると手数料の割合は低い方がお得に思えます。しかし、日本円への換算日は国際ブランドによって異なるため、為替レートが日々変動することを考えると手数料の割合による優劣は一概には付けにくいでしょう。

海外での限度額の違いもチェック

また、海外旅行では普段より多くカードを利用する可能性があるため、利用限度額の違いも気になるところです。基本的に限度額はカード入会時に審査を経て設定されますが、手続きをすれば海外旅行に向けて一時的に増枠できるカードもあります。

年会費無料のクレジットカードの中で、海外での高額出費に備えるのに適しているのは楽天カードです。楽天カードの一時的な増枠が利用できる支払い方法は1回払いのみですが、現在の限度額の2倍まで増やすことが可能です。

審査があるので絶対に希望どおりになるとは限りませんが、例えば現在の限度額が50万円なら最大100万円までアップできます。

限度額に関しては、楽天カードが審査し決定した枠になります。しっかり増枠しておけば海外旅行も余裕を持って楽しめます。

海外での使いやすさで選ぶおすすめの年会費無料クレジットカード

海外での利便性という点で比較した場合におすすめの年会費無料カードは、以下の2枚です。

  • エポスカード
  • JCB R

上記カードは年会費無料にも関わらず、手厚い海外旅行傷害保険が最初から自動付帯されています。カード利用がなくても海外で怪我や病気になったときに保険が適用されるのは大きな利点です。

このうち、海外の加盟店数という点では、世界トップシェアのVISAブランドが付帯したエポスカードが使いやすいです。

JCBブランドのJCB CARD RはVISAと比べると海外での加盟店は少なく、支払い方法はリボ払いのみですが、ショッピング保険付きで還元率1%、家族カードも年会費無料で作れるといった魅力があります。

航空サービスに利用可能なポイントが貯まるクレジットカード 

海外に行くときにほとんどの人が利用するのが航空サービスです。この章では、マイルなどの航空サービスに利用可能なポイントを貯められる、年会費無料のクレジットカードをご紹介していきます。

イオンJMBカード

イオンJMBカードは、イオンカード・JALマイレージバンクの会員証・WAONが一緒になったカードです。年会費は無料で、国際ブランドはVISA・MasterCard・JCBから選べます。

一般的なイオンカードとの違いは、ショッピングの利用でポイントではなくJALのマイルが貯まる点です。

  • ショッピング200円利用ごとに1マイル
  • WAONの利用でも貯まる
  • イオングループでの優待あり

貯まったマイルは、下記のような航空サービスに利用できます。

  • 特典航空券へ交換(5,000マイル~)
  • 航空券・ツアー購入に使えるポイントに交換(1,000マイル=1,000ポイント)
  • 座席クラスのアップグレード
  • クーポンへ交換
  • 提携先のポイント・商品へ交換

イオンでよく買い物をする人でJALのマイルを貯めたい人におすすめです。

みずほマイレージクラブカード/ANA

  • みずほマイレージクラブカード/ANAは、ANAのマイルが貯まります。また、みずほマイレージクラブカード/ANAは多機能で、下記の機能が一体化されています。
  • クレジットカード(国際ブランド:MasterCard)
  • ANAマイレージカード
  • みずほ銀行のICキャッシュカード(みずほ銀行ATM・イオン銀行ATM時間外手数料が無料に)
  • Edy
  • みずほマイレージクラブカード

持っていることで、みずほ銀行のATM利用手数料や振込手数料などが優遇されます。

みずほマイレージクラブカード/ANAで支払いをすると、毎月の利用金額1,000円ごとにUCカードの永久不滅ポイントが貯まります。貯まったポイントは航空マイルや商品、他社ポイントなどに交換可能です。交換可能な航空サービスには、下記のようなものがあります。

  • ANAマイル(100ポイント=350マイル)
  • JALマイル(200ポイント=500マイル)
  • tabiデスク、クラブツーリズムの旅行代金充当(200ポイント=900円分)

ANA・JALどちらのマイルにも交換可能ですが、ANAのマイルに交換する方がお得です。メインバンクがみずほ銀行の人で、ANAのマイルを貯めている人に特におすすめです。

航空会社発行クレジットカード

航空会社発行のクレジットカードでも年会費無料のカードはありますが、年齢制限や条件が設けられています。この項では、JAL・ANAそれぞれが発行している、条件付きで年会費無料となるクレジットカードをご紹介します。

JALカードnavi

JALカード navi(学生専用)は、18歳以上30歳未満の高校生を除く学生を対象にしているクレジットカードです。在学中は年会費無料でJAL利用時に受けられる付帯サービスが充実しています。

  • 搭乗ボーナスマイル
  • ショッピングマイル
  • 旅行保険が自動付帯
  • 機内販売や免税店・JALグループの利用が優待
  • JALビジネスきっぷを購入可能
  • その他会員限定キャンペーンあり

例えば帰省のたびにJALを利用するような人や学会へ参加するために年に何回か飛行機を使う大学院生であれば、持つことに十分メリットがあるといえるでしょう。

ANAカード〈学生用〉

ANAカード〈学生用〉 は、在学中無料で持てるANAカードのスタンダードカードです。卒業後はANAカード(一般)へ自動切替されます。

  • 学生カード専用ボーナスマイル付与
  • ショッピングでポイントが貯まる(ANAマイルへの移行または自動移行が可能)
  • ANA搭乗ボーナスマイル
  • ANAの機内販売・ANAFESTA・ANA系列免税店などの優待
  • ANAツアー・A-style・ANA系列ホテルなどの優待
  • ビジネスきっぷを利用可能

在学中は無料で使えるので、飛行機に乗るときはANA中心である人にメリットがあります。

ANA ZERO

ANA ZEROは、18歳~29歳の人が5年間限定で持てるANAカードです。期間中は年会費無料で、入会から5年後に訪れる初回のカード更新時に、審査のうえANA JCB一般カードに自動切替されます。

ANAカード〈学生用〉 との違いは下記のようになります。

  • 学生カード専用のボーナスマイルの対象外
  • 有効期間が5年間と決まっている

学生としての残り期間が少ない人や、18歳~29歳で働いている人であれば、持つメリットがあります。

この章では、海外利用で便利な年会費無料のクレジットカードをご紹介してきました。旅行・出張・帰省などで年に何回かは飛行機を利用する人であれば、十分検討する価値があります。自分にメリットの大きいカードはどれなのか、選ぶ参考にしてください。

次の章では、法人名義で利用するのにおすすめな年会費無料のクレジットカードをご紹介していきます。

法人名義で利用するのにおすすめな年会費無料のクレジットカード

法人名義の利用おすすめをレクチャーする女性社員

企業や個人事業主などの法人が利用できるクレジットカードを選ぶ際のポイントや、おすすめの年会費無料カードについて見ていきましょう。

法人で利用するクレジットカードの選び方

法人名義で利用するクレジットカードを選ぶ際は、主に以下の点を検討すると絞り込みやすいです。

  • 年会費
  • ポイント還元率
  • 旅行保険や特典
  • 追加カード

法人カードは年会費がかかるものがほとんどですが、年会費無料のカードもわずかながら存在します。

一般的に年会費と付帯サービスの質は比例するものの、中小企業や起業したばかりの会社で経費を削減したい場合は、年会費が無料または2,000円以下の法人カードを検討しましょう。

また、法人カードは個人カードと比べると利用額が非常に大きくなるため、ポイント還元率が少しでも高いカードにすると経費削減につながります。出張の多い会社であれば、海外・国内旅行保険や空港ラウンジを無料で利用できるサービスの有無を確認しましょう。

社員一人ひとりに追加カードを作れるところが法人カードのメリットですが、追加カード1枚あたりの年会費や発行可能枚数はカードによって異なります。追加発行できるカードの年会費や発行可能枚数を確認し、予算に合うものを選びましょう。

法人名義で利用するのにおすすめな年会費無料クレジットカード

年会費無料で利用できるおすすめの法人用クレジットカードを3枚ご紹介しましょう。

  • ライフカードビジネスライト
  • ビジネクスト法人クレジットカード
  • P-one Business MasterCard

このうち、ライフカードビジネスライトとビジネクスト法人クレジットカードは年会費が永年無料です。P-one Business MasterCardは前年度に1度でもカード利用があれば翌年度の年会費が無料になりますが、利用しなければ2,200円(税込)がかかります

ライフカードビジネスライトは国際ブランドをVISA、MasterCard、JCBから選択できる上、利用限度額は200万円まで設定できる実用性の高い法人カード。ポイント付与や付帯保険はありませんが、従業員用の追加カードは3枚まで無料で申込可能です。

ビジネクスト法人クレジットカードは追加カードを50枚まで年会費無料で発行でき、限度額は300万円まで設定可能です。ポイント還元率は0.25%と低めですが、年会費無料でポイントが付与されるのは貴重です。

P-one Business MasterCardはポイント還元率0.6%という高さが魅力です。追加カードは5枚まで年会費無料で発行可能で、紛失・盗難保障と購入商品安心保険が付帯しています。

障害・損害補償付きの年会費無料クレジットカード

障害・損害補償付きで安心する女性

年会費無料のクレジットカードの中には、障害・損害補償付きのカードもあります。障害・損害補償とはどのような内容で、付帯しているとどんなメリットがあるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

クレジットカードの障害・損害補償

クレジットカードの障害・損害補償とは、旅行やレジャーで怪我や病気をしたり、携行品や購入商品が破損・盗難に遭った場合の費用を補償したりしてくれる制度です。

このような補償制度を利用したいのであれば、以下のような保険が付帯しているクレジットカードを選ぶ必要があります。

  • 盗難保険
  • 旅行保険
  • ショッピング保険

カードの種類によっては付帯保険の種類や補償金額がかなり充実しているものもありますが、一般的に年会費無料のカードは有料カードと比べるとその内容には見劣りがあります。

盗難保険については年会費無料でもほとんどのカードに付帯されていますが、その他の保険内容はカードごとに異なるため、利用シーンに応じて必要かどうかを検討しましょう。

障害・損害補償付きを選ぶメリット

障害・損害補償付きのクレジットカードを選べば、旅行や買い物で万が一の事故やトラブルなどの問題が発生しても安心できます。

特に、海外で大きな怪我や病気をして通院や入院をすると、日本とは比べものにならないくらいの高額な治療費が必要になる場合があります。そんなときでも、適切な保険が付帯していれば費用の負担を軽減できます。

保険が付いていないと百万円単位の費用を全額負担する事態にもなりかねないため、旅行や出張で海外に行く機会が多い方は、旅行保険付きのカードを選択するのが賢明です。

おすすめの障害・損害補償付きの年会費無料クレジットカード

年会費無料で障害・損害補償が付帯したクレジットカードの中では、REXカードが特にオススメです。REXカードは、価格.comや食べログを運営するカカクコムとジャックスカードが提携している年会費無料カードで、海外旅行傷害保険が自動付帯します。

自動付帯なので、カードを使わずに持っているだけでも補償してもらえるところが大きな魅力です。利用付帯だと旅行代金などの支払いにカードを利用することが適用条件となるため、補償金額が高くても条件を満たしていなければ0円です。

傷害死亡・後遺障害の補償金額は最高2,000万円と手厚く、携行品損害は20万円まで補償してもらえます。利用付帯で国内旅行傷害保険も付けられるため、国内外の旅行や出張が多い方に適した1枚です。

イオンsuicaカードもおすすめ

海外旅行傷害保険が自動付帯され、国内旅行障害保険も利用付帯で付けられるという点ではイオンsuicaカードもおすすめです。

イオンsuicaカードはイオンカードにJR東日本のsuica機能が付いた年会費無料カードで、suicaへのオートチャージ機能などが付いています。

海外旅行の補償額は最高500万円と控えめですが、国内旅行は最高1,000万円と手厚いです。購入商品の破損などに対して補償してくれるショッピングセーフティ保険も付帯しているなど、バランス良く補償が付いているのが魅力です。

年会費無料カードの安全性

年会費無料カードの安全性を注意喚起

ここまで、おすすめの年会費無料のクレジットカードをご紹介してきましたが、実際に利用する上で気になるのがカードの安全性ではないでしょうか。安心して利用するためにも、年会費無料のクレジットカードのセキュリティ対策についてチェックしておきましょう。

年会費無料はセキュリティが甘い?

年会費が完全無料のクレジットカードはセキュリティが甘いのではないかと思われやすいですが、結論から言うとそんなことはありません。

ただ、利便性の高いカードが年会費無料だと「その分、グレードの高いカードより安全性が低いのではないか」「個人情報が漏れたりしないか心配」と思うのは当然のことです。

しかしながら、セキュリティを甘くすると紛失・盗難による不正使用やスキミングなどの被害が増え、カード会社への信頼性やブランド価値を失わせる事態につながってしまいます。

ユーザーの信頼を失うことはカード会社の存続にも関わるため、年会費と引き換えに安全対策が十分でないカードを提供しているカード会社はほぼ無いと言っても良いでしょう。

年会費無料のクレジットカードでも安全性は変わらない

年会費無料のクレジットカードは、年会費のかかる他のカードと比べて基本的に安全性は変わりません。つまり、年会費無料でも年会費が1万円以上のゴールドカードやプラチナカードと同じレベルのセキュリティ対策が講じられているのです。

その理由は、上記で説明したカード会社の信頼性やブランド価値を守るためというだけではなく、カードのグレードによって異なるセキュリティ対策を講じるのは手間や費用がかかるという側面もあるようです。

セキュリティ機能は基本サービス

セキュリティ対策の質はカードのグレードに左右されるものではなく、クレジットカード会社自体の安全性に対する姿勢の現れと言えます。言い換えると、セキュリティ機能は特定のカードにだけある付加サービスではなく、全てのカードが対象の基本サービスということです。

年会費の差は、あくまでも特典などの付加的なサービスの違いによるものであることを知っておきましょう。

主なセキュリティ機能

なお、カードの不正使用やスキミングなどを防ぐセキュリティ対策としては、以下のような方法が挙げられます。

  • 不正使用感知システム
  • 内部情報が高度に暗号化されたICチップ搭載
  • 本人の写真入りカードを選択できる

不正使用感知システムでは、不審なカード利用がないかを常にモニタリングしていて、普段とは異なる使い方や急な高額利用などがあるとカード会社から確認の連絡が入る仕組みになっています。ICチップ搭載カードはカード情報を盗むスキミング対策に有効です。

クレジットカードの安全性を重視する場合は、盗難保険の内容や、紛失・盗難時に頼りになるサポートセンターの有無についてもあらかじめ確認しておきましょう。

年会費無料でも支払い方法によって手数料はかかる

支払い方法の手数料で呆然とする女性

年会費無料のクレジットカードは、あくまでも年会費が0円なのであって、金利手数料は支払う必要があります。金利手数料はクレジットカードを利用したときに発生する手数料のことで、基本的に一括払いやボーナス一括払いには発生しません。

では、どのような支払い方法だと金利手数料が発生するのか、具体的にチェックしていきましょう。

支払い方法によって手数料は異なる

クレジットカードの金利手数料は支払い方法や支払い回数によって変わってきます。

金利手数料が発生する支払い方法は、大きく分けると以下の2パターンです。

  • (3回以上の)分割払い
  • リボ払い

クレジットカードは後払い(ツケ払い)なので、平たく言うとカード会社に借金をしているようなものです。ですから、返済期間を長くとって少しずつ返済する分割払いやリボ払いには多くの利子がついてくる、とイメージすれば理解しやすいかもしれません。

なお、同じ分割払いでも2回払いについては原則的に金利手数料がかかりません。ただ、一部のカードでは例外的に手数料を徴収しているものもあります。

支払い回数が多いと手数料は高くつく

金利手数料の利率(実質年率)はカード会社によって異なりますが、基本的に支払い回数が多くなるほど手数料も高くなる傾向があります。

支払い回数が多いと、1回あたりの返済額の負担は少なくなるものの、金利手数料の実質年率は上昇するので注意が必要です。

リボ払いの金利手数料は15%以上

リボ払いの金利手数料は基本的に15%以上となっています。利用金額に関わらず設定した一定金額を毎月返済すれば良いため、高額商品でも購入しやすいのが魅力です。とはいえ、金利手数料は分割払いより高めに設定されているため、割高感が否めない支払い方法と言えます。

年会費無料カードを使わない・放置したときに起こること

カードを不使用放置していて困り顔の女性

年会費無料のクレジットカードを使わないまま一定期間が過ぎると、カードが使えなくなる可能性があります。

当たり前ですが年会費がかからないので、使わなかったとしても金銭的に損をするということはありません。でも、せっかく作ったカード自体が使えなくなってしまうのはちょっともったいないので、使わず放置した場合に起こり得ることを確認しておきましょう。

また、年会費無料のクレジットカードをあまり使わない場合のメリットについてもご紹介します。

有効期限と同時に解約になる

年会費無料のクレジットカードを使わないまま放置していると、カードの有効期限のタイミングで解約となってしまうことがあります。

通常、クレジットカードの有効期限が近づいてくると更新カードが届き、有効期限が数年延長されますが、カードの利用実績がないとカードを更新してもらえない可能性があるのです。

このような状態はカード会社による「自動解約」とも呼ばれ、実質的には強制退会にあたります。

なぜ自動解約されてしまうかというと、カード会社からするとカードを全く使わない会員は利益につながらないからです。

更新カードの発行・送付にはそれなりの費用がかかり、1度もカードを使わない会員分は赤字になるため、更新のタイミングで解約扱いにするケースは少なくありません。

自動解約については事前にカード会社から予告連絡が入る場合もあれば、連絡なしに解約される場合もあるようなので、年会費無料のカードを持ち続けたい方は少なくとも年1回は使うようにしましょう。

年会費無料のクレジットカードを頻繁に使わなくても持っているメリットは?

年会費無料のクレジットカードによっては、あまり使わなくても以下のようなメリットが得られる場合があります。

  • カードで支払わなくても、カードを提示するだけで割引価格になる
  • 旅行代金をカード払いしなくても、旅行傷害保険が自動付帯される

カード決済しなくても、カード提示だけで飲食店や映画館、レジャー施設などを優待価格で利用できるというのはうれしいメリットです。

また自動付帯であれば、海外旅行などで怪我や病気をした場合でも、カードを保有しているだけで保険が適用されるのは心強いでしょう。

まとめ

年会費無料のクレジットカードは気軽に作ることができ、ポイントも貯まり保有特典もありとてもお得です。

しかし、カードの内容をよく確認しないで作っていると、無料の条件が設定されていることで知らず知らずのうちに年会費がかかっている可能性があります。

また無料だからと何枚も同時にカードを申し込んでいると、審査に落ちてしまうこともあります。

カードの年会費の条件を確認してから計画的に申し込み、利用金額もきちんと管理するようにしてくださいね。